大暑とは?土用の時期の暑さを乗り切るための過ごし方

目次

大暑とは?

大暑とは、二十四節気の一つで、毎年7月22日頃から8月6日頃までの期間を指します。この時期は一年の中で最も暑いとされ、夏も本番を迎えます。

2024年の大暑は7月22日です。期間は立秋までの7月22日~8月6日までになります。

この大暑の時期は夏の土用の時期に当たり、「脾」に負担がかかりやすい時期です。

特に夏の土用の時期は高温多湿になりますので、熱を冷まし暑さを取ることを意識していくことが大切です。

大暑の特徴

大暑の時期は、気温が非常に高くなるのが特徴です。平均的に最高気温が30度を超え、最近では40度近くまで気温が上がることもしょっちゅうですよね・・・猛暑日が続くことも多いです。

特に都市部ではヒートアイランド現象が起きやすく、夜間でも気温が下がりにくくなりますので、一日中エアコンのかけっぱなし・・・という日々が続くかと思います。

また、8月に入るころには急な天候の変化に注意が必要です。雷雨や夕立が起こりやすくなり、湿度も高くなって蒸し暑い日々が続くことから、体調管理には一層の注意が大事になってきます。

大暑の過ごし方

大暑は夏の”陽”の気が最も強い時期であり、エネルギーがとても強い時期です。

スピリチュアル界隈では最近よく言われる「ライオンズゲート」の時期とも重なります。

気温もとても高く、心と体に「暑邪」として悪影響を与えてしまうことも。体に熱と湿気がこもりやすいので、なんとなく落ち着かなかったり、寝付けなかったり、やる気が起こらなかったり・・・ということが起こりやすくなります。

また、胃腸の働きが弱くなってしまったり、体内の循環が滞ってしまうことも起こりがちです。心と体のバランスを取るためにも、食事に気をつけて、軽く体を動かして健康を保ちましょう。

大暑の食事と健康管理

大暑の時期には暑さで食欲がなくなり、体力が低下してしまったり、寝苦しさで睡眠不足になってしまったり・・・ということが起こりやすい時期ですので、夏バテを防ぐための食事が重要です。

夏の土用の時期ですので、夏の土用といえばウナギ。ほかにも、夏の土用にはうどんや、梅干し、瓜などもよいと言われます。

2024年夏の土用の丑の日は、7月24日(水)と、8月5日(月)の2日です。<

ビタミンやミネラルが豊富な夏野菜や果物を積極的に摂取することで、体調を整えることができます。また、冷たい飲み物や食べ物の摂り過ぎには注意し、適度な量を心がけることが健康管理のポイントです。

  • とうもろこし・・・胃腸の働きを整えて気力を補って、元気を回復します。
  • まぐろ・・・気や血を補って、血の流れを促すので疲労回復効果も。
  • 桃・・・血の巡りを改善して、胃腸の働きを高めます。

大暑の時期におススメの食材

冷たいものの摂りすぎを避けるのも大切ですが、体を温めすぎることにも要注意です。

暑い時期は唐辛子などを多用した辛い食べ物も食べたくなりますが、体に熱がこもる原因にもなりますので、気を付けましょう。

唐辛子のほかには、しょうがやニンニク、シナモン、砂糖、油分の摂りすぎにも注意です。

大暑の風物詩と文化

大暑の時期には、各地で夏祭りや花火大会が開催され、日本の夏の風物詩として親しまれています。浴衣を着て、祭りの屋台で楽しむことは、夏の楽しみの一つですよね。

また、風鈴やうちわ、蚊取り線香などの夏を感じるアイテムも、この時期ならではの風物詩です。

大暑の時期の七十二候

>>>>七十二候についてはこちら

7月22日頃〜7月26日頃
初候:桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)
桐の木に花が咲き始める時期です。桐は古くから日本文化において重要な木であり、その花が咲くことは夏の盛りを象徴します。

この時期には、桐の花が咲き始めることで、夏の真っ只中を感じることができます。桐は成長が早く、その花は美しく、古来から日本の家紋や工芸品に用いられてきました。桐の花を観察することで、季節の移り変わりを感じ取ることができます。

7月27日頃〜7月31日頃
次候:土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)

土が湿り、蒸し暑くなる時期です。この候は、蒸し暑さがピークに達し、土壌が湿気を帯びることで表現されています。この蒸し暑さは、夏の厳しさを感じさせるものです。

蒸し暑さがピークに達するこの時期には、体調管理が非常に重要です。特に高温多湿の環境は、熱中症のリスクが高まるため、こまめな水分補給と適切な休息が必要です。また、涼しい場所で過ごすことや、軽装で過ごすことも推奨されます。

8月1日頃〜8月6日頃
末候:大雨時行(たいうときどきふる)

大雨が時折降る時期です。この時期は、突発的な豪雨が起こりやすく、夏の終わりを告げる前兆とされています。短時間で激しい雨が降り、夏の風物詩としても知られています。

この時期には、突発的な豪雨に注意が必要です。特に外出時には、雨具を携帯し、天候の変化に敏感になることが大切です。豪雨は涼しさをもたらすこともありますが、土砂災害などのリスクも伴うため、最新の天気予報を確認し、安全な行動を心がけましょう。

まとめ

二十四節気の「大暑」は、一年の中で最も暑い時期で、気温が非常に高くなり、雷雨や台風などの天候の変化が頻繁に起こります。伝統的な知恵や現代の工夫を活用しながら、暑さを乗り切ることが大切です。

夏バテを防ぐための食事や健康管理も重要で、ビタミンやミネラルが豊富な食材を取り入れることが推おすすめです。また、心の動きも活発になる時期ですので、夏祭りや花火大会などの風物詩を楽しむことで、心豊かに過ごすことができます。

大暑の時期を快適に過ごすための知恵と風習を知り、暑さを乗り切りましょう。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次